shortnovel〜comedy〜

□午後のお茶会
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「あぁーリザー!またフラれたーー!!」
「そう、残念ね」
「あんた本当友達がいが無いわねー!!どうしてあんたの周りは良い男が寄り付くのに私の周りにはいないのー!男紹介しなさい、男!!」
「だから男なら「それはもう良い!」

ため息をついてティーカップに口をつけるふ
鼻を通る落ち着いた香りが心地良い
ぐすりとしながらも私と同じように紅茶を啜る彼女に視線をやった


「本当わからないわよ
リザの周りには良い男がごった返してるのに」
「私は良い男=お金持ちって考え方が無いわよ」
「ふーん。じゃあ、どんな人が好みなのよ」
「好み…ね」

うーんと考えるリザの答えをわくわくしながら待つ
実際彼女の思い人に心当たりはあるけどいまいち確定しない
やっと真実が分かる!!

「そうね、ハボック少尉あたりかしら」
「「えぇ!?」」

ばっと後ろを振り返る
そこには帽子を深くかぶりこんだリザの上官であり思い人かと思われた男が新聞で顔を隠して座っていた

「レベッカ?どうかしたの?」
「い、いや…なんでも無いわ
?「そう…?」
「えぇ。そう言えば、ハボック少尉?意外ね」
「そうかしら?気配りは出来るし仕事もしっかりやるし優しいし、良いじゃない」
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