shortnovel〜sweet〜

□届かないもの
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「だから、女ってゆうのは胸っすって!何度言ったらわかるんっすか!!」


「それはこっちの台詞だ!!
何度いったら理解する!?まったくもって愚かだな!
そんなんだからお前はモテないんだ!!」


「んな!?太ももなんてふっ、つーに変態発言っすよ!!」


視察帰り


わからずやの部下と意見の押し合いをしながら軍に入ると、
なんだか世話しないフュリー軍曹が出迎えてきた。


「あれ?珍しいな。今日の出迎えは中尉じゃないのか?」


ハボックが煙草を口から外し軍曹に尋ねた。
最もな疑問だ。

「そうなんですよ。どうもホークアイ中尉の姿が見当たらなくってですね…。」


そう言えば、見送りの時も何時もと違いそそくさと行ってしまった。

「大丈夫かなぁ…」

眉をハの字にして私達のコートを受けとる軍曹とは、全くの同意見。


ただでさえ餓えた男所帯であんな美女1人うろつかせたらいったいぜんたいどんな獣に目をつけられるか。



思い当たる場所は無いかと唸っていると、ハボックに肘でつつかれた。


「大佐…あれ」

潜めた声に反応して前を見る


そこには一段と異様なオーラを放った男
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