shortnovel〜comedy〜
□ミニスカート
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「…。分かりました
出すぎた真似をして申し訳ありません」
「あ、あぁ…」
「ではこれで」
表をかえしたリザを確認し二人は安堵のため息をはいた
「あぶなかったっすね」
「ああ、こんなの中尉にばれたらまた途中で計画を潰されかねん」
「まさかここまで上手くいくとは思わなかったすよ
これでやっと軍も向上の道に入ったってことっすかね」
「やっとだ」
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申請書
私、ロイ・マスタング大佐は、軍に在籍を置く女性士官 全てにミニスカートを常時着用させる事をここに提案します。
軍の経済的な支持率の向上目的とし、つきましては────
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「あれ、リザどうしたの」
「レベッカ」
「こんなところにつったって。
ん?あんたそれ何の紙?」
「なんでもないわよ、ただの案件書。
でもこの案は通りそうに無いわ
大佐の机にあったの。見るかしら?
とても興味深い内容よ」
微笑みさえ浮かべてはいるが、何故か後ろに黒いものが広がっているリザはカタリナ少尉は頬を引きつらせた。