shortnovel〜comedy〜
□ハヤテ号の自慢
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それはいつもと変わらない日常の中
東方司令部の一角でおきた
ある男たちの非日常な話
「で、できたー!」
?「なに作ってんだ?」
「ハボック少尉!見てくださいよこれ!名付けて、犬猫翻訳機!!」
「翻訳機?」
「要するに、
犬や猫と話ができるってことですな」
「そう!そうなんですファルマン准尉!!」
「ほほう、面白そうだな軍曹
丁度いいじゃないか。
休憩がてら、中尉が視察から戻るまでハヤテ号と話してみよう」
「何いってんすか
あんた中尉が視察行ってからずっと休憩してたでしょう」
「バカ者
私はちゃんと仕事いていた!」
腕を組んで鼻をならす上司に、
ハボックはため息をはいた
───とは言いつつ、
確かにこれは面白そうだ
正直軍で以外謎が大い
リザ・ホークアイ中尉に一番近い存在なのが彼女の愛犬
ブラック・ハヤテ号だ
↑
本人いわく銘々
「まずはこのヘルメットをハヤテ号にかぶせて───と、
次にこのヘッドフォンをつけるんです。そおしてこのマイクに向かって話せば───────」
皆フェリー軍曹の着けたヘッドフォンに耳を近づける
「ハヤテ号、君のご主人様の名前は?」
『リザ・ホークアイ姐さんだよ!』
姐さん?
「ご主人様は優しいかい?」
「あたりまえさ!
彼女は素晴らしい人だよ!!
凛々しいだけでなく優しく慈愛的な人!正しく女神だよ!!」
…うわぁ
こいつこんな愛嬌ある顔して
そんなこと考えてやがったのか
「そうなんだ中尉の事は好き?」