shortnovel〜comedy〜

□午後のお茶会
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「えぇーでも収入が私と同じじゃねー、それにあの顔は絶対ヘタレよ」
「そんなこと無いわよ
エスコートもしっかり出来るし
なんだか可愛いじゃない」
「ちっちっ、ダメよリザそんなんじゃ!女は強い男に引かれるの!尽くされるより尽くす方に燃えるのよ」
「ハボック少尉だって弱くないわ軍人よ」
「そういう意味じゃなくて、ちょっと強引な方が良いって話よ」
「それはレベッカの好みでしょ
ハボック少尉は思いやりがあるのよ」
「そんな「それに顔だって、よく分からないけどカッコいいと思うわ」
「ちが「仕事もちゃんとやるしサボらないし」
「だから「そもそもハボック少尉がフラれてばっかなのは彼のせいじゃないわ」
「リザ待っ「大佐が少尉のお相手に手を出すのが悪いのよ」
「ちょっとリ「ハボック少尉はとても誠実よ、すくなくとも私は彼に愛される人は幸せ者だと思うわ」
「ちょ「それに「リザ!」

「…なに?」

突然切羽詰まった声で名前を呼ばれ、ようやく目の前の親友が額に汗を滲ませて頬を引きつらせていることに気がついた。

「私、ハボック少尉があわれでならないわ」
「どうして今の説明でそうなるのかしら」


相変わらず不思議そうな顔をする彼女をせかして立ち上がった。
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