□ゆうみな
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ゆうみな みなみside

「こじぱー!!」

「優ちゃん、うるさい。」

また優子は小嶋さんにべたべたしてる。

高橋が嫉妬しないとでも思ってるのかな?

ここは楽屋だから泣いちゃだめ。
泣くなよ、自分。

「こじぱ、ちゅーっ!!」

ちゅっ

あっ。
…無理だ。
もう無理。

「麻里子様、ちょっとトイレ行ってきます、ね。」

「んー?トイレ、ねぇ。…泣くならちゃんと目腫れないようにしなよ。」

「あはは。ばれてます、か。」

「当たり前。とりあえず行っておいで。」

「はい…。」

ガチャ

嫉妬とかしてみっともないなぁ。

優子は、高橋より小嶋さんのほうが好きなのかな?

「ぅっ…ゆう、こ…。」

泣かないつもりだったのにな。

「たかみな…?」

「!…ゆう、こ?」

なんでここに?

「なんで泣いてるの?」

「ゆ、優子なんて小嶋さんといちゃいちゃしてればいいじゃんっ!」

「こじぱ?…嫉妬、してくれたの?」

「そ、そんなんじゃないしっ!」

「そうかそうか!たかみなが嫉妬かぁ!」

「う、うるさいっ!」

「…不安にさせてごめんね。こじぱよりたかみなのほうが好きだよ。」

「うぅ…。」

「照れてるの?ほんとに面白いね〜。」

「優子なんて嫌いっ!」

「ほんと?私のこと嫌い?」

「…好き。」

「ん、大島さんも好きだよ。」

end(おまけあり)
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