□じゅりれな
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「珠理奈。」

まっすぐ目を見て名前を呼んできたときは誘われてるとき。

「…したいの?」

久々のホテルの同室。
付き合ってるとはいえ最近はお互い忙しくて時間は取れてなかった。

「だめ?」

首を傾げて可愛く聞いてくるけど拒否権がないのなんて最初からわかりきっている。

「ん、だめじゃない。」

思ったよりも近くにいた彼女の細い腕を引っ張って抱き寄せた。

うん、久々の玲奈ちゃんの匂い。

「珠理奈はさ、私と会えなくて寂しかった?」

「寂しかったよ。」

会えてないわけではなかったけど、寂しいと言わないと玲奈ちゃんが崩れちゃいそうで。

「そっか。」

切なそうに微笑んで、玲奈ちゃんからのキス。
珍しい。

「玲奈ちゃん、私のこと好き?」

「好きだよ。だからさ、もっと愛して?」

ぎしっとベットが音を立てた。



「ん…珠理奈…っ!」

いつも通りの愛情表現。

「玲奈ちゃん。目隠ししてみよっか。」

「え?」

いつも通りじゃつまらないでしょ?

玲奈ちゃんにばれないように準備したタオルを出して目隠しをする。
意外と玲奈ちゃんMだからこういうの好きなんだよね。

「珠理奈?痛くしないでね?」

少し不安そうな声だけど、身体は喜んでるのがよくわかる。

「とか言って嬉しいんでしょ?下溢れてるよ?」

耳元で囁けば赤く染まる顔がすごく可愛い。

「やだ、珠理奈のいじわる。」

「嫌なんだ?じゃあ、やめるね。ごめん。」

突き放した途端に繋がれる左手。

「やじゃない。」

「ちゃんと言ってくれないとわかんないよ?」

「ぐちゃぐちゃにして…っ?」

首に腕を回されながら言われた誘い文句に思わず口元がにやける。

「ん、よくできました。」

まだイカせてあげてなかったから可哀想だね。
いっぱいイカせてあげる。

「あ、ちょ、はげし…!!」

玲奈ちゃんのイイところなんて私が一番知ってる。

「激しいの好きなくせに。」

吐き捨てるように言ったら玲奈ちゃんの体が震えた。

「なに。イったの?」

「じゅりなぁ…。」

どうせまだ足りないんでしょ?

「もっとぐちゃぐちゃにしてあげる。」

玲奈ちゃんが好きそうな声のトーンで好きそうなセリフ。
ほら、これだけで感じてる。

「もっとちょうだい…!」

さっきまで散々焦らしたからここからは激しくしてあげる。

指を中に2本いれたら玲奈ちゃんの口から吐息が漏れる。

「はぁ…っ!」

玲奈ちゃんが好きなのはちょっと奥のお腹側の壁。
こんなの私しかしらないでしょ?

「あ、そこすき…じゅり…っ…あぁっ…じゅり…!!!」

私の名前を呼びながらイクのがすごく可愛い。

「まだまだ。」

気持ち良すぎるのか背中に爪をたてられる。痛いよ。

「まって、じゅり、なんかきちゃう…きちゃう…っ!」

子供みたいに首を振りながら今日一番の締め付けをした玲奈ちゃん。
ほらやっぱり激しいのが好きなんじゃん。


「玲奈ちゃん大丈夫?」

「…腰痛い。」

「あー…。でも気持ちよかったでしょ?」

ニヤニヤと聞けば睨まれる。
そんなとこも好き。

「…気持ちよかった。ありがと。」

「激しいの好きなんだ。変態。」

あ、ぞくぞくした?
ほんとにM。
私以外にみせたら嫌だからね。

end
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