短編

□本当の気持ち
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彼女は俺が横で本を読んでいる時もずっと傍で学校であったことや、友達と話した事など…色々なことを話してくれる。


「ねぇ!まもちゃん!」



"今日ねぇ敦君がね〜"

聞きたくない話しも、たまに混じっている。


そんな話しを聞いて俺の中で黒い感情が渦巻いていることを知らない。


本に目を向け平静を装っているが内心わ全然で…



「ねぇ〜まもちゃんどおしたの?」

ボーッとしていたのを心配したの
か急に問いかけてきた彼女に少し動揺した。



「どうもしないよ?どうしてだ?」


「いや、ボーッとしてたし、何か不機嫌だね?私何かしちゃった?」


うさは少し涙目になりながら聞いてきた。


「いや、うさのせいじゃないんだ…。気にしないでくれ。」


俺はうさの頭を撫でながら微笑みかける。
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