短編
□テレパシー
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ギャラクシアを倒してすべてが終わって数日が立つ。
うさぎはもう一人にならなくていいのだと、頭の中では分かっていた。
だけど、いつ新しい敵が襲ってくるのか分らない。
また、大切な人達を失うかもしれない。
こんどは救えないかもしれない。
うさぎはそんな不安わ緊張がなかなか解けずにいた。
だから夜になっても寝れない日が続いていた。
---また、寝れない…----
外の空気が吸いたい。
そう思ったうさぎは親にばれないように外に出た。
向かうのは一ノ橋公園。
うさぎはいつものベンチに座った。
電灯に灯りがついているだけで少し薄暗い公園だけなのに、いつもと違うと思った。
---そうだ、まもちゃんがいないからだ…。---
その違和感の理由に気付いたうさぎはある日のことを思い出した。