Callings

□俺とお前
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久々の休日。 特に誰とも約束事をしていなかった俺は家を出て、よく行く道を歩きながら考え事をしていた。
頭の中でぐるぐると回っているのはショウのこと。

以前ショウの店の隣は雑貨屋だったのだか、半年前ぐらいにユンスの店が入り、ショウの店と客争いが起きていた。 ユンスの店が出来てからショウの笑った顔を見る回数が少なくなってきた。 ショウが笑うのは撮影中や社長など、仕事関係の時だけで、楽屋や練習中は考え事をしているような顔で居た。 些細なことでも笑っていたショウが俺の前から消えたのだった。 今のショウは見ていて辛く、苦しそうな顔をしている。 正直言ってユンスが憎い。
このままでは、ショウが笑わなくなる日が来ると思った。


そぅ思った瞬間、俺は無意識のうちにショウが居るであろう店へと走り出していた。
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