†夢々†

□メカクシティアクターズ
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暑い…れた…

『もう少し…』


目の前には自分が暮らしているアジトがある


『着いた…』
ドアノブを回して中に入ると涼しい風に包まれた

『ただい「ウタウー!!!」グエッ』

中に入った途端白い物体に突撃された



『マリー…痛い…』

マリーを支えきれなかった私は後ろに倒れた

「おいマリー。ウタウが怪我をしたらどうするんだ」

「はわわ!ウタウごめんなさい」

マリーはさっとどいた

『大丈夫。マリー怪我してない?』

立ち上がりマリーに怪我がないか確認した
3人でリビングに行くと

『オレンジ…』
「へ?」

1人の女の子がいた

「ウタウおっかえりー」

カノが話しかけてきた

『うん』

「ウタウ、おかえりなさいっす」


セトも話しかけてきた

『うん』

「キサラギちゃんこの子が最後の団員だよ♪」

カノが私の説明を始めた

「ウタウ、キサラギモモさんっす」

セトがオレンジの子の説明をしてきた

私には興味がなかった
でも、人が増えることで皆が笑顔になるならそれでいいと思った

『…モモ』

「はいぃぃぃぃ!!!」

『私はウタウ』
「へ?あ、私はキサラギモモです」

思っていたよりいい子そうだ

『これ…あげる』
「アイスですか?」

買ってきたアイスを渡した

「ありがとうございます」


『皆の分もある』

テーブルの上にアイスを置いた

「さっすがウタウ気が利くね〜」
「わざわざすまんな」
「ウタウありがとう」
「ありがとう」

それぞれにお礼を言った

「よく頑張ったっすね」

セトには頭をなでられた

『疲れた…』


「あれ?一個足りないよ?」
マリーは袋をガサガサしながらつぶやいた

『私…いらない…』

「私が食べちゃったから?」

モモはしょんぼりしていた

『私、元々食べる気なかった』

「じゃあなんで5個あるのさー」

アイスを食べながらカノが聞いてきた

『一人…増える気がした…』
「ウタウの勘は当たるっすからねー」

皆は頷いた

「でも…ウタだけ食べないのは…」
マリーがおずおずと言ってきた

「じゃあ俺のを食べるっすよ!」
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