忍者長編

□35.護衛任務
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「!!水の上だ!!」

「忍法…霧隠れの術。」

「「『!!』」」

「8ヶ所…咽頭、脊柱、肺、肝臓、頸静脈に鎖骨下動脈…腎臓、心臓、さて…どの急所が良い?ククッ…。」

―ザッ

「「『(ビクッ!!)』」」

「(スゲー殺気だ!!眼球の動き一つでさえ気取られ殺される…そんな気分だ。上忍の殺意…命を捨てる覚悟…ウスラトンカチにキバは…!!)」

「『……』」

「みんな…安心しろ。お前達は俺が死んでも守ってやる…俺の仲間は絶対殺させやしなーいよ!」

「「!!」」

『カカシ先生…そうよね!!私たちは絶対タズナさんを守りきる!!(再不斬は何処に…見つけた!!)此処だぁ!!』

「グッ…このガキ…何で分かった!?だが…」

「ウスラトンカチ!!(ザクッ)」

「つっ!!カカシ後ろだ!!」

―ブンッ

「!!水分身の術…まさかこの霧の中でコピーしたってのか?!」

「動くな…終わりだ。」

「クククッ…終わりだと?しかしやるじゃねーか!水分身までコピーし俺に攻撃を仕掛けてくるとはな。それにあのガキ…なんであの霧の中で俺の居場所が分かったんだ?」

「ウスラトンカチが得意とするのは水遁…それにまだまだ強さを秘めているからな。よくやったな、ウスラトンカチ。」

『はい!!』

「なるほど…ガキばかりと思って油断したな。けど…俺もそう甘くはねーんだよ。」

「!!コイツも水分身…!!」

―ドッ

「フン…バカが…水牢の術!!」

『カカシ先生が…!!』

「お前に動かれるとやりづらいんでな…水分身術!!」

再不斬は再び水分身を出しタズナを奪おうと三人を攻撃した。ウスラトンカチ達もなんとかクナイを片手に戦うが、相手は分身といえど暗部レベルなので手も足もでない。

「お前らぁ!!タズナさんを連れて逃げるんだ!!コイツとやっても勝ち目はない!!とにかく今は逃げろ!!」

『…カカシ先生をおいて逃げろだなんて…そんなの出来ない!!強くならなきゃ…心も…体も!!ゴメンなさいタズナさん…サスケ、キバ!!援護お願いね!!』

「「おぅ!!」

『まずはタズナさんを守らなきゃ!!水遁、水陣壁!!』

「!!水の壁…任せたぞ嬢ちゃん!!」

『はい!!水分身の術!!サスケ、キバ、分身の方は私が食い止めるから本体をカカシ先生から引き離して!!』

「分かった!!行くぜぇー!!」

「らぁっ!!」
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