WJ短編

□甘々男子シリーズ
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麦藁の海賊

『ふぅ〜飲みすぎちゃった。』

「まだまだこんなもんじゃ足りないわよ〜!!」

「ナミ、あなたは飲みすぎよ。」

『確かにもうフラフラじゃない。ほら、布団に入って。』

「ん〜…眠い…」

『私ちょっと夜風に当たってくるね。頭ガンガンするよ。』

「フフッ分かったわ。」

酔っぱらいナミの介抱をロビンに任せ、私は女部屋を出た。

『風が冷たくて気持ち良い…』

「ん?マネージャー〜。」

『ルフィ!!まだ起きてたの?』

「なんか今日は寝付けなくてな。水飲みにきたんだ。」

『私も女子会やってて飲みすぎたから水飲んでたのよ。』

「マジか。その水俺にもくれ。」

『え…でももう半分飲んじゃったから新しいのいれてくる…』

「それで良い。飲んで良いか?」

『い、良いけど…。』

「ニシシッマネージャーサンキュ♪」

ルフィは私から飲みかけの水を受け取り飲み干した。

『…ん?ルフィ何持ってるの?』

「コレか?毛布…無意識の内に持ってきたみたいだ。」

『毛布…枕まで。』

「あ、そうだ!!なぁマネージャー。」

『ん?』

「一緒に寝よ?」

『……はい?』

「今日はあんまり外暑くねーしここで一緒に寝ようぜ!!なっ?」

『でもここ甲板だよ?もし間違って海に落ちたら…』

「広いから平気だって!!」

『床固いしやっぱり部屋で…』

「嫌だ!!」

『そんな…。』

「それに、こうすれば固くないだろ?」

―ギュウゥ

『///?!!』

「こうやって俺がマネージャーの事ギュッってしたまま寝れば寒くないし固くないぞ。」

『ル、ルフィ///?!』

「ん?なんかマネージャー酒の匂いするな(クンクン)」

『女子会やってて飲みすぎたからって…ってくすぐったいよ!!』

「ヘヘッ悪ぃ悪ぃ。でもちゃんとマネージャーの匂いもする。俺マネージャーのこの優しい匂い好きなんだ(ギュウゥ)」

『そっそんな匂いする?』

「あぁ!!初めて会った時から変わらないスゲー良い匂い(ニッ)」

『そっそう///。』

「はぁ…マネージャーを抱き締めてたら安心して眠くなってきた。よっと…」

『わわっ?!』

「今日は大人しく俺の抱き枕になってくれよ。船長命令。」

『そんな横暴な…』

「マネージャー〜(ギュウゥ)」

『うっ…///』

「スゲー落ち着く。毎日こうしてマネージャーと一緒に寝れたらなぁ。」

『お昼寝はたまにしてるよ?』

「そうだけど…仲間も一緒にだからさ。もちろんみんなと一緒にっていうのも楽しいけど、たまにはマネージャーと二人っきりで過ごしたいんだよ。」

『ルフィ…』

「俺は船長だから仲間はみんな大切だしみんな大好きだ。でも、マネージャーはこう…なんつーか二人で居るともっとポカポカしてドキドキすんだよ。」

『ポカポカドキドキ…?』

「あぁ。俺、マネージャーが大好きだからさっ!!」

『あっありがと///。』

「んじゃ寝るか。おやすみマネージャー(ギュウゥ)」

『おやすみ、ルフィ。』

仲間の中でも特別な君。
この温もりをいつまでも感じていたい。
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