籠球短編
□君の気持ち
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『んん…重い…』
「ぐぅ…ぐぅ…」
『…ん?うわぁ///?!』
「ん〜…(ギュウゥ)」
『かっ楓くん起きてよ///!!』
「まだ眠い…。」
『楓くんはまだ寝てて良いから離してよ…///!!』
「ダメ。離さない(ギュウゥ)」
『も、もう7:40だよ?!早く準備しないと楓くん遅刻しちゃうから…』
ピンポーン…
「チッ…こんなに朝早くから誰だよ?」
『もしかして神さん…?今日迎えにくるって言ってたし…。』
「………。余計離せない(ギュウゥ)」
『楓くんってば///!!』
ピンポーン…
『はっはーい!!』
「あっコラ逃げるな…!!」
『はいはい…!!』
ガチャッ
「…っと、おはよう。」
『じっ神さん///!!おはようございます…。』
「…可愛い…」
『え…?』
「その服…流川のだよね?サイズかなり大きいみたいだし…。」
『っ///!!私ったらパジャマのままで…スミマセン///!!』
「謝らないで。俺も良いもの見れたし、流石に早すぎたって思ってるからさ(ポンポン)」
『は、はい…///。』
「マジで早すぎ。」
「ハハッ悪かったって思ってるよ。」
『か、楓く…っていつの間に制服に着替えたの?!』
「今。なぁ、ひつじも準備全然出来てないから外で待ってて。」
「あぁ、分かったよ。」
『スミマセン神さん。すぐ準備してきますので!!』
「焦らなくて良いからね。」
『はい!!』
パタン…
『急がないと…!!』
「待って(グイッ)」
『わっ…』
「はぁ…(ギュウゥ)」
『楓く…』
「今日は…楽しんでこいよ。」
『う、うん…ありがとう。』
「…本音では行かせたくないけど。」
『アハハ…。』
「…でもひつじには後悔して欲しくないから。」
『!!』
「俺が告白した事…忘れないで欲しいけど…でも、ちゃんとお前自身の気持ちも神に伝えてくるんだぞ。」
『…うん。ありがとう。』
そういうと楓くんは行ってきますと私の頭を撫で、学校へ向かった。私も神さんを待たせるわけにはいかないと急いで準備を始めた。
『私自身の気持ち…か。』