忍者短編

□ライバルは…
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アカデミーのある教室でその事件はおきた―

ガラガラ…
『みんな、おはよ〜』
ふぁ〜と欠伸をしながらウスラトンカチが教室に入ると、背中にドンッという音と共に何かがくっついてきた。

「ひゃっほー!!ウスラトンカチー!!」
「ワン!!」

『わぁ!?びっくりしたー!!おはよキバ、赤丸』

キバはウスラトンカチが教室に入ったのを見計らってウスラトンカチに後から抱き着いたのだ。もちろん赤丸はキバの頭の上にチョコンと座っている。

ギュー…

『ちょ、キバ。離してくれなきゃ座れないし荷物置けないんだけど』

「やだ。」

『やだって…可愛いなオイ。』

と言いつつも早く席に着きたかったのでなんとかキバを離そうとしてみるが…

スリスリ…

今度はウスラトンカチの肩に顔を埋めて更に抱き締める力を強くした。

しかしキバの抵抗も虚しく《グイッ》

『わわっ!?』
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