忍者短編
□鳳仙花を貴方に
1ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
「さぁーて、今日の任務は何かなー？」
「ちょっとナルト！!あんた落ち着きなさすぎよ！!」
「…フン。ウスラトンカチが。」
『まぁまぁ、ナルトの気持ちもわからなくはないけどね。いきなり難しい任務とかだったらどうしよう。』
「大丈夫だってばよ、ウスラトンカチちゃん。なんたって火影になるこの俺と一緒の班なんだからな！!」
「何言ってんのよ。この前の任務で一番足を引っ張ったのはナルトじゃない。」
「…にしてもカカシの奴はまだか？」
『！！』
「本当にいつも遅すぎよね。あ、サスケくん。今日任務が終わったら私とデートしない？」
「いや、俺はすぐ帰る。」
「（ガーン）」
「サクラちゃん、サクラちゃん、俺はあいてるってばよ？」
「うるさいナルト！!」
「サクラちゃん怖いってばよ…。」
『ナルト、私で良ければあいてるよ。ちょうど買いたい物もあるし。』
「マジかウスラトンカチちゃん！!じゃあお願いするってば…」
「それがダメなのよナルト。ウスラトンカチはこの後俺の手伝いしてもらうからさ♪」
「カカシ先生!？いきなり出てくんなよなー！!」
『ちょっと私そんな話知らないんですけど！!』
「ま、今初めて言ったからな。」
『嫌です。私用事あるので。』
「いやいやウスラトンカチちゃん、俺の記憶では"私で良ければあいてるよ"って言ってたと思うけど。」
『…ヒナタちゃんと約束してたの思いだしたんで無理です。』
「ウスラトンカチが大好きなヒナタとの約束を忘れるはずないでしょ。って事でお願いね。」
『……サクラちゃん代わって。』
「先生の雑用なんて嫌よ。」
『…サスケ。』
「…頑張れウスラトンカチ。」
「そうそう、諦めなよウスラトンカチ。そんな辛い仕事じゃないからさ。」
『……はぁ。』
「（ウスラトンカチちゃん可哀想だってばよ）」