忍者長編
□34.真実伝達
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「よーし、じゃあ今日はこのくらいで良いでしょ。」
「あー疲れた!!芋掘りの手伝いなんて忍びのやる事なのかよー。」
『まぁまぁキバ、この量を依頼人さん一人でやるのは大変だったし、良い運動になったよ。』
「…だが確かに最近の任務は草むしりだの子守りだので全然任務らしくねーよな。」
「コラコラ、あんまり文句言わないの。君たちはまだ忍びになったばかりなんだから。これから嫌でも難しくて帰りたくなる様な任務が待ってるんだからね。」
「へいへい。で?もう帰って良いのか?」
「あぁ。今日はこれで終わりだからな。キバとサスケは、だが。」
『え…私は?』
「ウスラトンカチはちょっと残ってくれ。話があるからさ。」
『…?はい。』
「ウスラトンカチが残るなら俺もまだ居るぜ。カカシと二人だけなんて危なすぎる。」
「俺も。」
「あのね〜ウスラトンカチには何にもしないってば。これから任務をこなしていくのに必要な事をいくつか聞くだけだって。君たちが居るとウスラトンカチが集中出来なくなるでしょ。」
『キバ、サスケ、先に戻ってて良いよ。私もカカシ先生に話さなきゃいけない事あるから。』
「!!…あぁ、わかった。アレを話すんだな。行くぞキバ。」
「わかったよ。じゃあまた後でな、ウスラトンカチ。」
『うん。また後でね。』
「…ウスラトンカチからのお願いなら素直に聞くのね。ま、良いか。じゃあ場所移動しようか。」
『はい。』