WJ短編

□白猫にご褒美を
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ピンポーン

『……?誰も居ないのかな?』

ピンポンピンポーン

『……(イラッ)』

ピンポンピンポンピンポン…

「だぁー!!ピンポンピンポンうるせー!!」

ガラガラガラッ!!

『……いた。』

「ジャスタウェイじゃねーか。なんか用か?」

『神楽ちゃんいる?』

「神楽ならお妙ん所だよ。」

『なら良いや。バイバイ銀ちゃん。』

「ちょっと待て(ガシッ)」

『いだだだっちょっと何よ?!』

「何よじゃねーだろ!!俺の睡眠を妨害しといてすぐにバイバイだと?!ちょっと来い(グイグイ)」

『銀ちゃんアンタ今何時か分かる?!朝の10時半よ!!こんな時間に寝てるほうがおかしいから!!てか離してよー!!』

「俺はお前のせいで目が覚めちまったからな。ちょっと話し相手くらいにはなれやコノヤロー。」

『チッ…。』

「ジャスタウェイちゃん今の聞こえたからね?!銀さんバッチリ聞こえたからね?!」

『あーはいはい。じゃあ少しだけお邪魔しますよ。』

「さすがジャスタウェイ。じゃあ特別にイチゴ牛乳出してやるから座ってな。」

『いや、普通のお茶でお願いします。』

「無理。お茶とかねーから。」

『はぁ?!お茶もないの?!』

「新八が買い忘れたんだよ。ったく、だから眼鏡を新しいのにしろって言ったんだ。」

『いやいや眼鏡のせいじゃないよね?!まぁ良いや、ありがと。』

「どーいたしまして。ほら、もうちょいそっち詰めろって。」

『何で?銀ちゃん向かい側に座れば良いでしょ?』

「良いの。銀さんは今こっちに座りたい気分なの。」

『じゃあ私が向こう行くよ。』

「それもダメだ。細かい事気にすんなって。」

『………。』

「…何だよ、そんなにジッと俺の事見つめて…?まさかジャスタウェイちゃんったら俺に惚れた?!」

『イチゴ牛乳美味しいなー。』

「シカト?!」
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