WJ短編
□キスキスシリーズ
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挨拶のキス
『いらっしゃいませー!!』
「マネージャーちゃん3番テーブルにお願い。」
『はい!!お待たせ致しました。』
「ありがとよ。今日もこの店は繁盛してるね〜。可愛い看板娘がいるからかな。」
『フフッいっぱい食べていって下さいね。』
チリンチリン…
『いらっしゃいませー!!』
「スゲー良い匂い!!腹減ったー!!」
『お客様1名様ですか?』
「………。」
『…あの、お客様?』
「おっおう!!1人だぞ。」
『こちらのカウンター席へどうぞ。』
「なぁなぁ。」
『はい?』
「チューしてい?」
『なっ何でですか///?!』
「だってお前スンゲー可愛いんだもん。」
『えぇ///?!ってどうしてキスを…?!』
「ん〜挨拶のチュー?」
『挨拶のチューって…』
―チュッ
『///!??』
「へへッホッペ柔らかいな!!」
『なっなっ…』
「名前、なんて言うんだ?俺はモンキー・D・ルフィ。海賊王になる男だ!!」
『海賊王…?私はマネージャーです。』
「マネージャーかぁ〜。よし、俺の仲間になれ!!」
『………え?』
「俺はお前が気に入った。だから俺の仲間になれ。」
『仲間って言われても…海賊になるって事でしょうか?』
「あぁ。そうだ。」
『そんなっ…私はただのウェイトレスで…海賊だなんて危なさそうだし…』
「マネージャーの事は俺が守ってやる。俺は船長だからな(ニッ)」
『ごめんなさい。やっぱり私…』
「いやだ。」
『え…ちょっと…』
「絶対いやだ!!」
『ル、ルフィさん?』
「マネージャーは俺の仲間にする。そう決めたんだ!!」
『えぇ…』
「おいおい、勝手に決められちゃ困るよ君。マネージャーちゃんはウチの看板娘なんだから。」
「心配するな。マネージャーは俺達の海賊団の看板娘にするからよ。」
「それじゃウチが潰れてしまうよ。」
「いやだ!!誰に何と言われようとマネージャーは俺の仲間にするんだ!!なぁマネージャー、良いだろ?(ギュウゥ)」
『わぁ///!?』
「なぁマネージャー〜(ギュウギュウ)」
『で、でも海賊の仲間だなんて…』
「俺の事嫌いか?」
『い、いえルフィさんがどうのって言うより海賊の方が問題な訳で…』
「…分かった。もう仲間になれとは言わない。残念だけど…。」
『(なんとか分かってくれた?)』
「じゃあさ、俺の彼女になって?」
『………えぇ?!』
「俺、マネージャーの事スゲェ好きになった!!だから仲間は諦めるから俺の彼女になって!!なっ?」
『ちょっと…かっ彼女///?!!』
「よし、そうと決まれば早速仲間に紹介しなきゃな!!(ガバッ)」
『キャッ?!』
「おっちゃん!!マネージャーは俺が幸せにすっからー!!」
「あっ待てコラー!!」
『ルッルフィさん…!!』
「へへッ改めてこれからヨロシクな、マネージャー(チュッ)」
『///!!』
こんなに強引な人は初めて。
でもこの笑顔を見たら怒れないよ。