忍者長編
□32.色白少年
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「で?カカシ先生、今日は何の任務なんだ?」
「今日は猫探しだ。トラという右耳にリボンをつけた茶色い猫を確保してもらう。」
「猫かよ〜。犬なら俺と赤丸だけでじゅうぶんなのによ〜。」
『まぁまぁキバ。昨日カカシ先生に言われた通り大事なのはチームワークだよ。みんなで探せばきっと見つかるよ。』
「ま、そういう事だな。偉いぞウスラトンカチ(なでなで)」
「猫ねー…よく行きそうな場所とかって分からないんですか?」
「さすがサクラちゃん良い所に目をつけたってば!!」
「飼い主からこの林に居るだろうとは聞いて居るが、この中じゃお前達も迷子になりかねないからな。みんなこの無線をつけて捜索をしながら情報交換を行う。」
『…確かに結構迷いそうね。』
「ならペアを組んで二人一組で捜索するのはどうでしょう?それならもし迷子になったとしても安心でしょう?」
「サイ良いこと言うわね!!サスケくん一緒にペア組みましょう!!」
「…いや、俺はウスラトンカチと…。」
「なぁウスラトンカチ、俺達と組もうぜ!!」
「ワンワン!!」
「いや、ウスラトンカチとは僕が組みたいな。」
「サクラちゃーん俺とペアになろうってばよ!!」
『……カカシせんせー(汗)』
「はいはい。ほら〜このままじゃ決まらないからくじ引きね。はい、順番に引いてちょーだい。」