忍者長編
□33．飛馬と紅
2ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
『えーっと、お肉と野菜と…。』
「ウスラトンカチ、ビーフジャーキー買って良いか？俺と赤丸の分。」
『うん。私もお菓子買おっと♪サスケも何か欲しいのある？』
「…トマト。」
『はいはーい。シカマルの方はどう？』
「あぁ、俺のおつかい分も終わったぜ。あとは……。」
「…シカマル？どうしたんだよ？」
「あれ…。」
『ん？アスマ先生と紅先生だ。』
「なんであの二人が一緒に買い物してるんだ？」
『仲良さそうだね。もしかしてあの二人って…？』
「あぁ。多分間違いない。アスマはたまにイノの所で花買ってくみたいだしな。紅先生に渡してんだろ。」
『へぇ〜。なんだか素敵だね!！二人とも幸せそうだし。憧れるなぁ。』
「ウスラトンカチには俺が居るだろ？（ギューッ）」
「キバ…ウスラトンカチにくっつき過ぎなんだよ!！」
「うっせ!！口煩いサスケより俺の方が良いよな〜？」
「ウスラトンカチ、キバにくっついてると犬くさくなるぞ。俺の方が良いよな、ウスラトンカチ？（グイッ）」
『わぁっ！？』
「お前ら騒ぎすぎだ！！二人にバレる…。」
「おっ何だ、シカマルじゃねーか。騒がしいと思ったらカカシ班のみんなも一緒か。」
『えーっと、アスマ先生、紅先生こんにちは。今日はお買い物ですか？』
「こんにちは。今日は火影様のおつかいでちょっとね。みんなも今日はお休みなのかしら？」
『はい。シカマルのおつかいについて来たんです。でもそろそろ出ようかなーって思ってたので、失礼します。久しぶりに会えて嬉しかったです!！ほらみんな、行くよっ！!』
「待てよウスラトンカチー！!」
「ウスラトンカチ、そんなに走ると転ぶ…やっぱりな。」
「じゃあアスマ、紅先生。また。」
「あ、あぁ。何やら急いでるみたいだし気をつけて帰れよ。また明日から任務始まるからな。」
「ウーッス。」