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□キスで許してあげる
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「……どうしても?」
「うん」
「何があっても?」
「うん」
どんな問いにも、うん、それだけで答える僕。
「早く、」
「……」
「兄さん、」
「……ああ!! もう、わかったわかった」
兄さんは一間置いてから答えた。
次に兄さんは顔を赤くしてキスの為、僕に近づく
僕はベッドに座り両手を広げ、
「おいで、」
そう言うと兄さんは簡単に腕の中にすっぽりうまった
「……」
「雪男?」
「……あ、うん」
あまりにすぐに腕の中に来たので、びっくりしてしまった
「…兄さん、じゃあ」
「あ、うん、」
兄さんは顔をあげてキスをしようとする
だけど緊張しているのか上手く口まで顔が上がらない。
そんな兄さんの顔をあげさせる、唇が触れあうところまで。
「兄さん、兄さんからしてよ」
「ゆ、ゆき……」
「兄さん……」
「…んっ…」
兄さんは観念したのかやっとキスをした