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□ちゃんと言うまで、許しません
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《好き》


その言葉が今までどれだけ聞きたかったか、何回抱きしめたいと思ったか、数え切れない。

熱のおかげかいつもなら言わないことがいっぱいでてくる



「ねぇ、兄さん…」
「…んー…は、恥ずかしいんだけどな…」
「ねぇ…」
「…」


いつまでも言わない燐にふらふらしながらベッドから降りて、燐に近寄る
人差し指を立てて、


「ちゃんと言うまで、許しません」



そう告げた、


「はいはい、ちゃんと寝ましょうかーね、」

燐はふらふらしている雪男をおんぶするとベッドまで運び、寝かす



「ちゃんと言ってやるよ、」
「ほんと…?」
「ん、好きだ」



《好き》そう燐の口からでたことが嬉しかったのか雪男はゆっくりと目を閉じ眠りについた








end
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