妖狐×僕SS

□のんびりと…
1ページ/3ページ



「…結愛、暑い。」

『うん?』

「はなれろ」

『いやッ!』

 ギューッ

 今私と拓馬は私の部屋でのんびりしています

 やることもないので抱きついてみたり…

「…はぁ。」

 ちょっと…いや、大分拓馬は嫌みたい…

『だめ?…抱きついたら。』

 いつもなら優しく抱きしめてくれるのに

 そう思って見上げるとそこには

 真っ赤な顔をした拓馬。

『え”!?なんで顔真っ赤なの!?

 …も、もしかして熱?』

 額に手を当ててみても

 熱っぽさは感じられない。

『うーん、熱はないみたい…

 熱が出る前なのかなぁ?』

「熱なんかねーよ。それに…」

『それに?』

 抱きついたままだから見上げるには一苦労。

「抱きつかれるのは別に嫌じゃねーけど…

 時と場所を考えろっていうか。」

 …?何が言いたいんだろう。

 時間は夜8時くらいで

 場所は私のソファーの上ってことくらい。

 まぁ、拓馬が寝転がってたからその上から

 抱きついてるけど。

「…分かるわけねーか、結愛には。」

『?私がなに?』

「…ふ、なんでもねーよ。」

 そう言っていつもの優しい笑顔と共に

 大好きな温かい腕に包まれた。




―――――――――――――――――――――

 [そろそろ寝るぞ]

 [え?もう??もうちょっと抱きしめてよ]

 [(あ”−!!鈍感怖ぇー/////)]






→あとがき
→→おまけ(激短)
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ