幼なじみと私の恋模様

□出会い
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私と晃は家が隣り同士で親同士が仲良く、昔からずっと一緒にいた。晃はもとから外で走り回ったりはしゃいだりするほうではなかった。だからいつも遊びといったら部屋で、

『アキくん!遊ぼうー!』

「…今本読んでるけど…」

『え!?今日の本はなに?』

「ミステリー小説」

『へ〜、おススメ私にも教えて?』

まあ、私もそれに付き合ってたんだから、年頃にしては、おとなしかったんだろうな…。

そんな私たちを心配した両親たちは、学生時代にはまっていた[バスケ]を私たちに勧めてきた。

「『バスケ?』」

「そう!お父さん達は昔はまってたんだ。一緒にしないか?」


これをきっかけにどんどん私たちは見事にはまった。そして私たちの日常に[バスケ]が違和感なくはいっていく。

「ハル!今日こそ父さんたちに勝とう!」

『うん!』

あの晃まで熱中させたんだから、それはもう両親は喜んだ。…まあ、その喜びが変な所にいって、お互いの庭にゴールができるほど。

毎日毎日バスケ。時には本を読んだりテレビを見たりもしたけれど、どれもバスケに関わるものだった。

















これが私たちの運命に大きく関わってくる[バスケ]との出会い。





















 

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