しゅごキャラ
□SIX
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――――さぁ…――――
今公園の中にある噴水の前に座りながら
心地よい風を感じている。
(この背中にあるマークは何なんだろう)
いつも真っ先に相談していたりまは
もう、学校に行っても会えない。
悲しんでないかな…ちゃんと笑えてるかな…
少し…寂しいな。
いやいやいや!
一生会えないわけじゃないし!
こういう時こそ歌をうたおう!
んーやっぱり夏だから…花火かな?
『…よし!』
私は噴水を囲っている小さい塀の上
に乗って歌い始めた。
『〜♪〜〜♪〜♪〜〜〜♪』
穏やかな風が吹く中
思いっきり歌った。
(気持ちいいな…悩みなんか忘れちゃいそう)
『〜♪………。』
「パチパチパチ!」
…え?
振り向くとそこには金色のかみをした
背の高いお兄さん…。
「綺麗な歌声だったよ。
凄いね!」
『…ありがとう。
お兄さん、ずっと聞いてたの?』
「うん。つい聞き入ってしまったよ。」
…聞かれてた/////
「君なにか悩んでるの?」
『え?!?!…分かるの?』
「うん。僕でよかったら聞かせてもらえないか
な?」
普通の私なら初めて会った人になんか
ぺらぺら話さないんだけど
なんでかこのお兄さんには話していたの。
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