短編、中編

□和系男子!!
1ページ/4ページ

「好きだ。付き合わないか」
って柳さん。

「……ぇ、ぁ…す、…好きだ…。つき合ってくれ////」
って海堂くん。

「名前、好きだ。つき合ってくれないか?」
って日吉くん。



わけ分かんないわっ!!







『ごめんなさい。無理です』

「何故だ?俺が名前に取ってマイナスな事はないぞ」
マイナス?そんな事知りませんよ柳さん。

「…俺の事、嫌いか…?」

『嫌いじゃないけど』

「…なら…良いだろ////」
そんな問題じゃないよ海堂くん。あと照れすぎ。

「理由が分からない。名前と俺が付き合わないなんて可笑しいだろう」
どこが可笑しい?笑っているのは君だけだ日吉くん。



『皆さん、落ち着いて下さい』
てか落ち着かないと速攻かえる。3人に連れられて遊園地にきていた。約束を無視してやろうとしたがわざわざ家に呼びに来た。
しかも3人で。そして、母親に向かって彼氏ですなんて言いやがった!3人も彼氏ってどうなの!?
そして私は誰ともつき合っていない!!

「落ち着いて居られると思うか?」

『さぁ?』

「名前、好きだ!」

『柳さんは落ち着いて。毎日好きって聞いてる。そろそろ飽きた』
「フシューー」
『海堂くんだけじゃん、落ち着いてるの』
「まぁ良い。名前、観覧車に乗りに行かないか」

『なんで柳さんと2人で』
なにがまぁ良いだ。わけ分からん
「彼氏彼女だろう。当たり前だ」
「彼氏彼女じゃ有りません!名前の彼氏は俺です」

「いや、俺だ!日吉なんかに渡さねえ」

『いや、君たち落ち着け。私はだれの彼女でもない。勝手に妄想するな』

「では、あのお化け屋敷に行こうか。名前」
柳は名前の手を引っ張って連れて行く。

『ちょっと、柳さん!?話聞いてました?』

「お化け屋敷…良い響きだ!行くぞ名前っ」
空いていた手を日吉がつかみお化け屋敷へと連れて行く。

『ちょっと!日吉くんまでっ』

『海堂くんっ!!助けて!』

「名字が嫌がってるだろう。離してやれよ」

『流石、海堂くんっ』

「ふむ。海堂薫-お化けや幽霊といった類いの物が苦手のようだな。しかしそんなのでは好きな名前を守れないぞ。守りたいなら一緒に入る事だな」

「ふっ。幽霊なんてものが怖いのか?情けない…だから名前に好かれないんだ」

『海堂くんっ!!2人の話は聞いちゃ駄目!騙そうとしてるんだから!』

「くっ……だからと言ってを無理矢理に連れて行くのは…」

「じゃあお前はそこで怖じ気づいて名前と俺がラブラブになって帰って来るのを待っていたら良いさ。」

『ちょっと日吉くん!…海堂くん、騙されちゃ…』

「分かった!名字を安全に守ってやれば良いんだな」

『違うって海堂くんっ!!』
3人に腕を引っ張られ、背中を押され、抵抗したのにも関わらず今はお化け屋敷の中にいた。
はぁーなんか情けないかも。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ