長編(幸村・謙也)

□ストーリー5
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俺は名前がすき。




その事実が分かってから俺は少し怖くなった。



入院するような、体の弱い俺は名前に嫌われていないか…。

嫌われていなくとも、恋愛対象として俺は見られているのだろうか。
ただ、趣味のあう、お友達程度に思われていないだろうか。




俺的には名前には

友達以上に思って欲しい。








「そうじゃ、今日は部活も早よう終わったし皆この後は暇ナリ。なんかゲームせんかの?」

「ゲームってなにするんだよぃ?」

「…そうじゃな。王様ゲーム、とかどうぜよ?」

「王様ゲームっすか!!イイッすね♪俺は賛成っす!」

「いいデータがとれそうだな。俺も賛成だ」

「俺も俺も!!賛成だぜぃ」

「む、しかし名字が混ざっているのだぞ?」

「別に私はどちらでも良いですよ」

「幸村はどうぜよ?」
もし俺が王様になったら、名前に命令をだせるのかもしれないのか。
王様以外のやつ全員に命令をだせば名前の番号が分からなくても必ずあたる。
ならば、少し姑息かもしれないがタイプを聞き出す事もできるかもしれない。

「俺は全然かまわないよ、それに久し振りに皆でたのしみたいしね」


「じゃぁ決定じゃ!」








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