短編、中編

□彼女のシャツ
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『そこに座って』

招きいれた場所は白と黒でモダンな雰囲気の部屋。

家具は学習机とソファと小さめのテーブル。そしてベット。
主な家具はそれだけだ。


その部屋はちゃんと掃除をし、幾らかはきれいにととのっている。
壁には、大好きな人のポスター。


「ん、ありがとう」
来客人に俺がブレンドをした紅茶をだした。砂糖は角砂糖がひとつ分。

『口にあうかは分からんけど』

「いっつも、美味しいよ。ちゃんと私の事考えて作ってくれてるって飲んだらわかるし」
彼女はそういって、白いコップに入った紅茶を一口のんだ。


「私、タイミングとか分かんないから今でいいかな?プレゼント」

『おうっ!ありがとう』

「じゃあこれ」
差し出された物は、ピンクの包装紙につつまれて右上にはハッピーバースディの文字のシールがはってある。

『あけていい?』

「うん」
了解をえて、あけてみると中からは左用のピアスと指輪がでてきた。
それとネックレスのチェーンも一緒だった。

全て手にとってみた。

「どう?気に入ってくれたかな…」
少し不安気な顔をする名前。

『うんっ、凄い可愛い!ありがとうな』

「良かった…気に入ってくれた」

『当たり前やん。名前からのはどんなんでも嬉しいし』

「そのリングは内っ側に私のイニシャルが入ってるんだ。これでいつでも一緒だよ、ユウ君は悪さ出来ないんだから。いつもは着けれないだろうから普段はそのチェーンにとおしてネックレスとして使ってね」

「あと、ピアスは左用ね。右側は私がもってる。二人でひとつって意味だから」

『…ホンマありがとう!一番うれしい。名前からのプレゼントが』

「へへ」
少し照れながらも笑う名前は俺の腕の中。
あーホンマに落ち着くわぁ。
もぅ大好きや。
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