§桐皇§

□最強であるために
1ページ/4ページ

「それでも最強は青峰や」翔一さんはそう言って不敵に笑った







頭がガンガンする。
久しぶりに味わった感覚。
試合が終わった次の日、まだあの瞬間が頭に残ってやがる。

俺は…負けた。
元相棒の新しい光達に。

涙は出なかった。悔しいとも思わなかった。
ただその時、視界のすみで翔一さんが笑った気がした。



「大輝、どないしたん?そない難しい顔して」

背中に感じる暖かさと重みが少しコワイ。



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ