§桐皇§
□最強であるために
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「それでも最強は青峰や」翔一さんはそう言って不敵に笑った
頭がガンガンする。
久しぶりに味わった感覚。
試合が終わった次の日、まだあの瞬間が頭に残ってやがる。
俺は…負けた。
元相棒の新しい光達に。
涙は出なかった。悔しいとも思わなかった。
ただその時、視界のすみで翔一さんが笑った気がした。
「大輝、どないしたん?そない難しい顔して」
背中に感じる暖かさと重みが少しコワイ。
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