儚いからこそ美しい

□ブラザーコンプレックス 2
1ページ/5ページ

シ「今日からここがお前の部屋だ」

あの後、シスターに帰る事を告げると、シュヴァーンにそのまま家へ連れて行かれた

…一歩間違えばこれって誘拐よ?

レ「随分、立派な家ね…
お宅、本当に只の教師?」

シ「お兄ちゃんだ。
普通の教師なんだが、この家は格安だったんだよ」

お兄ちゃんって言われたいのね…

レ「…じゃあ、兄ちゃんで…。
ヴェスペリア高校で働いてるんだっけ?」

シ「兄ちゃん…レイヴンが言うと可愛いな…。
そうだ、教頭をやらせてもらっている。
レイヴンは、何の仕事をしているんだ?」

…前の呟きは聞かなかった事にしよう。

レ「俺様はほけんの先生やってんの。
…まあ、もう少しで無職になるけどね…
桜庭高校って知ってる?
来月には閉校しちゃうのよ
だから俺はまた1から就職活動ってわけ」

桜庭高校…母校が無くなるのは寂しいもんね

シ「保健医か…。なら、ヴェスペリア高校にくればいい。
ちょっとしたトラブルがあって今は後任の先生が居ないんだ
…俺も、レイヴンが居てくれると嬉しい」

また、そんな顔を赤くして言わないでよ!!

こっちまで赤くなっちゃうじゃない!!

レ「んー、1度視察してみないことには返事できないわねー…」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ