儚いからこそ美しい
□ブラザーコンプレックス 2
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シ「今日からここがお前の部屋だ」
あの後、シスターに帰る事を告げると、シュヴァーンにそのまま家へ連れて行かれた
…一歩間違えばこれって誘拐よ?
レ「随分、立派な家ね…
お宅、本当に只の教師?」
シ「お兄ちゃんだ。
普通の教師なんだが、この家は格安だったんだよ」
お兄ちゃんって言われたいのね…
レ「…じゃあ、兄ちゃんで…。
ヴェスペリア高校で働いてるんだっけ?」
シ「兄ちゃん…レイヴンが言うと可愛いな…。
そうだ、教頭をやらせてもらっている。
レイヴンは、何の仕事をしているんだ?」
…前の呟きは聞かなかった事にしよう。
レ「俺様はほけんの先生やってんの。
…まあ、もう少しで無職になるけどね…
桜庭高校って知ってる?
来月には閉校しちゃうのよ
だから俺はまた1から就職活動ってわけ」
桜庭高校…母校が無くなるのは寂しいもんね
シ「保健医か…。なら、ヴェスペリア高校にくればいい。
ちょっとしたトラブルがあって今は後任の先生が居ないんだ
…俺も、レイヴンが居てくれると嬉しい」
また、そんな顔を赤くして言わないでよ!!
こっちまで赤くなっちゃうじゃない!!
レ「んー、1度視察してみないことには返事できないわねー…」