真夏の猫物語
「真夏の昼は暑くてやだな」
と白い猫は言う
「でも、日差しはいつもよりあったかくて眠くなるよ」
と黒い猫が言った
どこからか流れてくる川のメロディーと
風に吹かれて揺れる木の音を聞きながら
二匹は眠りにつく――
〜ようこそいらっしゃいました〜
君は527匹目の猫だよ
start…2013/2/25
最終更新日 2013/05/06
「ねぇ、おきてよ。月が昇ったよ」
白い猫がいった
「まだ眠いよ」
黒い猫がいった
2匹は明るく光る月を見て
夢から覚める――
〜また夢を見にきてください〜