Chimeric Book

□桜ながれ(仮)
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うっそうとした 森




木漏れ日が 優しく 降り注ぐ。





同じような木が 生い茂るなか




緑の髪の毛の 男は イラつきながら 歩いていた。




「っくそ・・・・一体どこまで歩きゃいいんだ」




彼は腕のいい鍛冶屋が作り上げた名刀があると聞いてきたのだが、




見てわかるとおり 迷っている。




本人は気づいてないよう。




木々を踏み倒し 行く手を阻む 木の枝をたくましく鍛え上げた腕で優しくよける。



イラつきながらも彼の鋭さは鈍っていない。
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