dream story

□子供扱い
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子供扱いは嫌いだ。
男なら尚更。
名無しさんも例外ではない。
だけど・・・・



「彩佳ーーーまだーーー??」

「もう出来るとよ!!」

キッチンから顔をちょこんと出しながら
笑顔で答える彼女の彩佳。

さっきの質問から
数分も経たないうちに・・

「まだーーーーー??」

「もう、待っとてって!!」

頬を膨らませ答える彩佳。


名無しさんはこの時間が好きだ。



やっと出てくる彩佳の料理。

「うまそーーー!!」

「どうぞ!!」

満面の笑みで言う。

「いただきまーーす!!」

「どう??美味しいと?」

「うん!!うまい!!
やっぱ彩佳の飯は最高だわ!」

物凄い勢いで黙々と食べていると・・

「ふふっ!!」

いきなり笑う彩佳

「ん??何??」

「ほーらーほっぺに付いとーとよ?」

「嘘?まじ??とって!!」

「もーー名無しさんは甘えん坊ですねーー」

「彩佳の前限定ね!!」


そんな幸せの時間をかみ締めながら
ご飯を完食!!

「ごちそうさまでした!!」

「お風呂沸かしてあるから
先入ってきたら??」

「一緒に入る??」

「食器洗ったりしなきゃだから
先入って!!」

「えーーーーー」


小学生の子供みたいに
ダダをこねると・・・

「もーーー早くーー
ほら!!立って!!
連れてってあげるけん!!」

「はーーーーい・・」

怒ったら困るから
渋々立ち上がり
お風呂場へ行く。
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