薄桜鬼
□狐に嫁入り
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あっちへうろうろ、こっちへうろうろ
『……ん〜…迷子、かな?』
ため息一つ、彼女 天城白は、いい歳して迷子になっていた
『ここら辺だと思うんだけどなぁ…』
昔、小さな頃に遊んだある人に会うためだけに、白は旅を続けている
『…ん〜、……ん?』
見つけた、居た
ここに居る、あの人を感じる
喜びのままに、白は駆け出す
先ほどのような迷いは無い
あの人の元へ舞い降りる
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