短編

□バレンタイン
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今日はバレンタイン!!

私は今年もロッカーを開けたらチョコの雪崩が起 きた。

嬉しいんだけど…すっごく嬉しいんだけど…

私の愛しの彼女からのチョコがない…

どうしよう…私は一応玲奈ちゃんへのチョコある んだけど…

どちらかと言えば彼氏よりの私が先に渡しちゃっ ていいのかな…悩む。

しばらくロッカーの前に座って考える。



…ていうか玲奈ちゃんどこ!?

さっきまで楽屋の隅っこにいたはずなんだけどい ない(^-^;)

かなり長い時間悩んでたかも私。

いやいやそれより玲奈ちゃん探さなきゃ!!

「みぃー、かなちゃーん、玲奈ちゃん知らない?」

「さっき茉夏と一緒におったよね?」

「うん!!玲奈すっごいニヤニヤしてたよ笑っ」

「あ、ありがとう…(^-^;)」

玲奈ちゃん…恋人の私のことほったらかしで茉夏 と一緒にいるなんて…

しかもニヤニヤって…

うわああん(。´Д⊂)玲奈ちゃんのばかぁぁぁ

もういいもん!!ちゅりからもらったの食べる!!

と思ったら玲奈ちゃんが来た。

「珠理奈」

「なに」

「珠理奈…あのね?」

「…」

「実は…珠理奈にあげようと思ってたチョコ…割 れちゃったんだ…」

「…え?」

あ、玲奈ちゃん…涙目だ…

可愛すぎるでしょ。

ちょっといじわるしちゃおっかな…

「ごめんね…珠理奈。本当は一番にあげようと思 ってたんだけど…ごめんね?」

「…何で茉夏といたの?」

「えっ?そ、それは…」

「ふーん…言えないんだ。」

「えっ…違っ…違うよ!!そんなんじゃないけど…」

「けどなに?」

「うぅ…珠理奈ぁ。」

あーあ玲奈ちゃん泣き出しちゃった。

ちょっといじわるしすぎちゃったかな…

よし、いつも通りにしよう。私ももう我慢できな いし。

「(ギュッ)ごめんね。ちょっといじわるしすぎちゃ った。」

「珠理奈ぁ…」

「チョコ…いいよ。玲奈ちゃんがいてくれればそ れでいい。」

「…え」

「玲奈ちゃん…大好きだよ!!」

「私も、だ…大好きだよ///」

私は耳まで真っ赤になった玲奈ちゃんを強く抱き 締めた。

玲奈ちゃんが抱きしめ返してくれて、飛び上がり そうな位嬉しかったのは玲奈ちゃんには秘密。

おまけ

「…で、玲奈ちゃん何で茉夏といたの?しかも何 でニヤニヤしてたの?」

「実は…茉夏にチョコ割れちゃったこと話してど うしたらいいか相談してたんだ…」

「ふーん…ニヤニヤしてたのは?」

「そっ、それは…珠理奈にチョコあげたらどんな 顔するかな?って話をしてて…。きっと珠理奈が 犬だったら、しっぽをブンブン振って喜ぶよねっ てなって想像したら…//」

「ニヤニヤしちゃったのね。もう玲奈ちゃん可愛 すぎ!!!!!!じゅり犬は玲奈ちゃんのこと大好きだワ ンッ♪だからチュー(´ 3`)」

「っ…//そ、それはだめっ!!//」

「えー玲奈ちゃんのケチぃ…」

じゅりれなは今日もラブラブなのでした。
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