短編
□逆転
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…な、なにこの状況…
「れ、玲奈ちゃん?」
「…」
突然玲奈ちゃんに手をひかれ、なぜか玲奈ちゃん の膝の上にいるあたし…しかも向かい合わせ…
いつもはあたしの膝の上に玲奈ちゃんが乗ってる んだけどなー…
「もしもーし…玲奈ちゃーん」
「どうしたのー珠理奈。」
「あの…は、恥ずかしいんだけど…//」
「ふふ…珠理奈顔真っ赤。可愛い」
「っ//可愛くないもん…れ、玲奈ちゃんが可愛い ん「チュッ」
…え?
今…今何が起こった…?
「ふふ…可愛い」
「玲奈ちゃんから…ちゅーされた…」
自分からちゅーなんてめったにしない玲奈ちゃん が…
ちゅーしたーー!!!!
「珠理奈、好きだよ。大好き。」
「…ふぇ?」
まさか玲奈ちゃんがそんなこと言うなんて思って なかったから変な返事になってしまった。
「ふふ…」
「わ、笑わないでよぉ…//」
玲奈ちゃん…なんか…変…
いつもと反対になってる…?
…ってことは…
「玲奈ちゃーんちゅー(´ 3`)」
チュッ
はっ!!( ; ゜Д゜)
こ、これは…!!
どえりゃーことがおこったぎゃああああ←
「珠理奈、飲み物買いに行こっか。」
はい、と差し出された手。
いつも自分がしてることだけど、自分がするとな るとすっごく恥ずかしい…//
弱い力で玲奈ちゃんの手を握る。
二人で楽屋をでてから向かったのは屋上…あれ? 飲み物は…
「やっぱ無理だーっ!!恥ずかしいよ…///」
「え?」
「いつも珠理奈がしてることをしてみようと思っ たんだけど…///」
ん?どういうこと?
「なんでしてみようと思ったの?」
「珠理奈の気持ちが少しでもわかったらいいな… って思って…//」
「っ//もーーー可愛すぎ!!ギュッ」
我慢できなくて玲奈ちゃんを抱き締めた。
「やっぱりこっちがいいな。チュッ…」
いつもみたいにあたしからキスをした。
「っ//わ、私も…珠理奈からがいいな…//」
「いやー玲奈ちゃんからちゅーしてもらっちゃっ た〜♪あっちもいいかも…」
「っ//恥ずかしいからやめてよ…もうやらないよ …//」
「えー残念だなー…あ、そうだ。じゃあ、玲奈ち ゃんからちゅーされたことブログに書かれたくな かったら玲奈ちゃんからちゅーしてっ☆ミ」
「えっ//うぅ…わ、わかった…//」
「え!?本当に!?やったー!!」
「目…閉じて…?」
「ん…」
チュッ…
パッと目を開けると、真っ赤になった玲奈ちゃん 。
「玲奈ちゃん可愛すぎっ!!ギュッ」
「おわっ…っと!!」
ドシーン…
勢いがありすぎて玲奈ちゃんに抱きついたまま倒 れてしまった。
今はあたしが玲奈ちゃんを押し倒してるみたいに なっている。
「玲奈ちゃん…好きだよ…」
「っ//珠理奈離れ「チュッ」
玲奈ちゃんが可愛すぎて思わずキスしてしまった 。
「もぅ…珠理奈ぁ//」
ちょっと涙目の玲奈ちゃん。
恥ずかしがりやの玲奈ちゃんにはちょっときつか ったかな…?
「えへへ…戻ろっか?」
手を差し出せばギュッと握られた。
「珠理奈。」
「ん?」
チュッ
振り向いた瞬間に玲奈ちゃんにキスをされた。
やっぱり、玲奈ちゃんにはかなわないや。