U

□第八羽
2ページ/4ページ


しばらく泣いたあと、零は落ち着きを取り戻した。


「ありがとう」
「落ち着いたか?」
「うん」


ゆっくりイタチから離れる。


「あのさ、お願いだから…、イタチ君は死なないで」
「…」
「もう仲間を失いたくない…」
「…」
「お願いだから…」


死んでほしくない。
生きてて欲しい。


「すまないが…、それは出来ない」
「なん…で…」
「俺は俺のために動きたい。だからお前の願いは聞けない」
「そっか…」


イタチ君はサスケのためならなんでもするもんね…。
サスケを木の葉の英雄とするには仕方のないことなんだろうけど…
イタチ君の願いなんだろうけど…
私は、ヤダな…
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ