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□第八羽
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しばらく泣いたあと、零は落ち着きを取り戻した。
「ありがとう」
「落ち着いたか?」
「うん」
ゆっくりイタチから離れる。
「あのさ、お願いだから…、イタチ君は死なないで」
「…」
「もう仲間を失いたくない…」
「…」
「お願いだから…」
死んでほしくない。
生きてて欲しい。
「すまないが…、それは出来ない」
「なん…で…」
「俺は俺のために動きたい。だからお前の願いは聞けない」
「そっか…」
イタチ君はサスケのためならなんでもするもんね…。
サスケを木の葉の英雄とするには仕方のないことなんだろうけど…
イタチ君の願いなんだろうけど…
私は、ヤダな…