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□第六羽
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暁にもどり、デイダラと再開。
予想通り私はデイダラと組むことらしい。
ひとつ違うといえば…


「は〜い!僕トビっていいます〜!よろしく!」


オレンジのぐるぐるした仮面の男が手をだしてきた。


「トビ!零になれなれしくすんじゃねぇーよ!うん!」
「先輩〜男の嫉妬って見苦しいッスよ?」
「トビィーーー!!!」


新しいメンバーが暁に加わった。
そのメンバーはサソリの穴埋めらしい。
 
別にいらないのに……


「あぁ、うん。トビね。君年は?」
「えぇ〜〜!?先輩そんなこと聞くんっスか〜〜!?」
「だって、君づけにするかさんづけにするか困るじゃん」
「何歳差だったら君づけなんですか〜?」
「イタチ君が21歳だから……、まぁ五歳ぐらいだったら君でそれ以上はさんづけ」
「なら僕は君づけでいいッスよ〜!!」
「そういうわけにはいかないの。顔が見えてるなら私が決めるけど顔がみえないんじゃねぇ…」
「むむむ!先輩って意外に細かいんッスね!細かい女はもてないッスよォ」


なんだこのくそ野郎は。
余計なお世話だってんだよー!


「あ、でも僕ったら呼びすてのほうが慣れてるんで呼び捨てで!」


ビシっと敬礼のポーズを決めるトビ。

なんかもうメンドクサイ。


「もう分かった分かった。トビねトビ。
私は泉 零。一応君の先輩」
「一応じゃないっすよ。先輩も馬鹿ッスね」
「…」


イラっときた。


「トビ!!てめぇは本当に先輩だと思ってんのかよ!」
「思ってるわけな……思ってるにきまってるじゃないッスか!!」
「今なに言いかけた!!?トビ!!?」
「そうだよ!うん!」


トビはうるさい子だ。
テンションがまるでナルトみたい。


「でも、まぁ、零先輩って僕の昔の知り合いにとってーも似てるッス!」
「私もだよ。トビはあの子に似てる。とっても」


ナルトに似てる


「そうッスか〜!もしかして僕にほれっちゃたりしました!!?」
「…なわけないでしょ」
「トビ!!調子にのんじゃねぇーよ!!」


デイダラもトビもかなりうるさい。
リーダー。
私の気持も考えてよ…
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