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□第九羽
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「もう問題ないな……うん」
デイダラは腕がうまく機能したことに満足そうにいった。
「で…、どっちに行くんですか?サスケか“九尾”…」
「さて…どっちにしようかな……うん」
バサッと三羽の鳥が羽ばたいた。
「零せんっぱーい!」
「…ん?」
「零先輩って誰のことが好きなんですか…?」
「いきなりどうしたの?」
「いやー、ここだけの話なんッスけどね」
トビが急に小声になった。
「デイダラ先輩って零先輩のこと本気で好きっぽいんッスよ」
「ないない」
少しだけ笑い零は否定した。
「ま、いっか。じゃぁ、じゃぁ!零先輩ってサスケって人が好きなんッスか?」
「…なんで」
「図星か〜。でも前はオビトって人が好きっていってなかったっけ?」
「忘れて!」
顔をほんのり赤くすることにトビは零も案外女の子なんだなと思った。
「見つけたぞ…トビ…うん」
「マジっすか速!で、どっちすか?」
「ふっ、トビ、零ついて来い」
サスケとデイダラの闘いの始まりだ。