☆blue spring book☆
□カルマ
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ガラス玉一つ落とされた
追いかけてもう一つおっこちた
ひとつ分の陽だまりに
ひとつだけ残ってる
心臓が始まった時
嫌でも人は場所をとる
奪われないように
守り続けてる
汚さずに保ってきた
手でも汚れて見えた
記憶を疑う前に
記憶に疑われてる
必ず僕らは出会うだろう
同じ鼓動の音を目印にして
ここに居るよ
いつだって呼んでるから
くたびれた理由が
重なって揺れる時
生まれた意味を知る
存在が続く限り
仕方ないから場所をとる
ひとつ分の陽だまりにふたつはちょっと入れない
ガラス玉ひとつ落とされた
落ちた時なにか弾き出した
奪い取った場所で
光を浴びた
数えた足跡など
気付けば数字でしかない
気付かなきゃいけないことは
どうやら1と0の間
初めて僕らは出会うだろう
同じ悲鳴の旗を目印にして
忘れないでいつだって呼んでるから
重ねた理由を二人で埋める時
約束が交わされる
鏡なんだ
僕ら互いにそれぞれの
カルマを写すための
汚れた手と手でさわり
あって形がわかる
ここにいるよ
たしかにさわれるよ
ひとり分の陽だまりに
僕らはいる
忘れないでいつだって呼んでるから
同じガラス玉の内側の
方から
そうさ必ず僕らは出会うだろう
沈めた理由に十字架を立てる時
約束は果たされる
僕らはひとつになる