〜陽だまりの詩(ウタ)〜

□うずく古傷
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紅い陽が昇り

夜中に血が流れた。

私の中の紅い血が巡る
巡る、巡る―――。

傷口が噴火口の様に開き、
紅い溶岩が流れていきそう。

それは煮えたぎるマグマ―――。


それを隠しているかさぶたが剥れかけている。

モロモロと音を立てて崩れていきそう。

ズキズキと波打ち痛む、

この古傷を、

どうやって、手当てをしよう?

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