〜陽だまりの詩(ウタ)〜
□君の視線の先は地平線を超えて行く。
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ちゃんと現実を見なさい。
頭ではわかっているけど。
どこの学校に行くの?
就職は?
ちゃんと考えているの?
そんなことわかっているよ。
でもね…
もうだめなんだ、未来しか見れない。
だって、君がわたしを受け入れてくれた事が
こんなにも楽しくて、こんなにも嬉しくて、こんなにも綺麗な気持ちで、純粋な気持ちで、胸がいっぱい。
それは、この世界に残っているわずかな清いもの。
この世界にわずかに残っている宝物。
だから、目に写るのははるかなる未来。
希望に満ちた、未来。
きっと楽園のような場所。
きっとそこに、君達といる───。
となりにいるあなたの瞳に写ったのは、いや。
君の瞳に写ったのは─。
君の視線の先は地平線を超えて行く───。
未来という名の楽園へと───。