□愛×俺+恋×君=
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「先生にはいないの、大切な人?」






目の前の想い人は、鋭いようで鈍い。






「サク…」
「ダーメ、私やナルトとかはナシよ」




本当。
わざとやってるんじゃないかと、疑いたくなる。




「先生にだっているでしょ、好きな人」


手のかかった私達も、今や中忍なわけだし。

ナルトはまだ下忍だったっけ、とペロリと舌を出すサクラ。






何でこんなにも傍にいるのに、少しも伝わらないんだろうか。






「…………」




何も言えずにいると、サクラが手元の味噌汁を美味しいと。






「カカシ先生、」
「何?」






「私ね、先生のこと大好き」
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