壱
□私×初恋=
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ずっと初恋の人はサスケくんだと思ってた…
「綱手様…」
「悪いなサクラ。いや〜こんなに溜まるとは思わなかったんだよ。」
怠け癖のある師匠・五代目火影の尻拭いは今に始まったことじゃない。
でも、溜息はでる。
「今日は一人じゃ大変だと思ってな、助っ人を呼んである。」
今日はって…今日もですよ、この量…
コン コン
だるそうなノックがした。
「入りな」
だるそうな足音と共に若い中忍が入ってきた。
「何か用っスか?」
「シカマル!」
「おっ、サクラじゃねーか」
「どうしてあんたが此処にいんのよ?」
「どうしてっつてもなー。オレは呼ばれたから来ただけだ。」
ん?呼ばれたから?
「もしかして綱手様…助っ人って…」
「同期の奴の方がやりやすいだろうと思ってな。何だい嫌なのか?」
笑っているが有無を言わせぬ顔で綱手は、見事に山のような資料達をサクラとシカマルに押しつけることに成功した。
「う〜終わんない〜」
かなりの時間が経ち、かなりの量をこなしたはずだ。なのに、目の前にはいまだに山のような姿をのままの資料達。
「文句言うな、サクラ。終わんねーと帰れねーぞ」
「それもヤダ〜」