壱
□綱手×野望=
2ページ/6ページ
「サクラ、ちょっと訊きたいことがあるんだが。次の日曜は空いてるか?」
サクラは、あまりにも上機嫌な師匠に不信感を持った。
「…空いてますけど」
「そうか!なら、決まりだな!」
綱手の中では何かが決まったらしい。
サクラには何のことか見当もつかないが、自分が関係しているのは察しがついた。
「綱手様、何の話なのか見えないんですけど…」
「言ってなかったか?くくくっ、実はな…」
「綱手様?」
サクラが、心配そうに訊くと、綱手はものすごく楽しそうな笑顔を浮かべた。
「綱手様!?」
嫌な予感がする…
この笑顔、ナルトがとんでもないことを思いついた時に見せるやつと似てる!
絶対やばい!!
「ふふふ。サクラ、楽しみにしてな!」
……決まりだ…
次に日曜日はとんでもないことが起きる………