ポケットモンスターFRLG

□Story 2
1ページ/6ページ

「だいぶ強くなったなー、ミント」

「ダネ♪」

「あー、可愛いなぁお前は」


そう言うとミントをギュッと抱きしめた。

ミントは少し照れている。

「さて一息入れたし、また特訓でもしますか」

「ダネ!」


すっかりミントとも意気投合し、トキワシティのポケモンセンターから出て行こうとしたその時


『ズデン』


「痛っ…」

「やっほー、ミカド♪」

「…セリカ」


そう、ミカドに足をかけてすっ転ばしたのは彼のライバル兼親友セリカである。


「お前こんなとこで何やってんだよ」

「それはこっちのセリフだ」


転んだせいかやや機嫌が悪くなっている。


「そんな怒んなよ」

「目の前から消えろ」


これはヒドイ。


「消えてやるからさ、その前にポケモン勝負しようぜ」

「や だ !」

「なんでだよ」

「お前は賞金をケチるからだよっ!!」

「どっちが勝つか負けるかなんかわかんねーだろ」

「言ったな?」

「言ったぞ」

「後悔させてやるよその言葉」

「くっ…望むところだ」


…結果はおわかりかと思いますが。


「なんでお前のフシギダネそんなに強いんだよ!」

「俺のミントが強いんじゃなくてセリカの育て方が悪いんだよ」


言葉の矢 人の心に つきささる


「……負けは負けか」

「いいから早く金くれよ」

「わかったよ」

「ケチるなよ」

「うるせー!」


今日も二人は仲良しです。

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ