ポケットモンスターFRLG
□Story 3
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「ミカドさーん、ポケモンの回復終わりましたよー」
「はーい」
セリカと別れ、ニビシティに到着したミカドはポケモンセンターにいた。
「さてと…出ておいでピカチュウ」
「ピカ?」
「お前にも名前をつけてやらないとな」
「?」
「んー…じゃあセージ!セージなんてどう?」
「ピィッ♪」
どうやら名前をつけてもらって喜んでいるらしい。
ポケモンセンターから出て町中をキョロキョロと歩いていると、これまた見覚えのある人物が自分に向かって手を振りながら走って来た。
「あれー、ミカド?」
「トモミ!こんなとこで何してんだよ?」
「フフフ…ジャーン♪」
「それ…何?」
「何って…ジムバッジじゃない」
「ジム…バッジ…って、えぇー!?トモミお前もジムを?」
「そーよ、この子と頑張ったんだから、ねーっソルト♪」
「ソルト?」
「この子のニックネームだよっ。ゼニガメは海にいるんでしょ?だからソルト!」
その言葉を聞いた瞬間、ミカドは凍りついた。
「ミカド?」
「ト、トモミ…お前、ゼニガメは川にいるんだぞ!!」
「へ?」
「だから、ゼニガメは海水にはいないんだよ!淡水にいるんだよっ!」
「そしたらこの子の名前『まみず』になっちゃうよ?」
天然なのか本物の馬鹿なのかわからない発言である。