2
□勝負の行方は…
1ページ/6ページ
とある日曜日。
今日は気持ちのいいくらいの秋晴れで、絶好の外出日和だった。
亜美,レイ,まこと,美奈子の内部セーラー戦士の4人は、彼女らのプリンセスであるうさぎの家に向かっている。
「急に行って大丈夫かしら?」
「うさぎちゃんのことだから、多分まだ寝てるだろうね」
「うさぎちゃんだものね」
「美奈子ちゃん、貴女人のこと言えないじゃない」
「レイちゃんったら酷ぉい!今日は早起きしたんだからっ」
いつものように仲睦まじく歩いていると、やがて見慣れた一軒家が見えて来た。
彼女たちの大好きな少女が住む赤い屋根の家。
ドジでおっちょこちょいでちょっと泣き虫。
だけど、彼女がいたから4人は独りじゃなくなった。彼女の笑顔を見てるだけで、4人は元気になれた。
そんな温かい彼女、うさぎだから誰からも好かれている。
もちろんこの4人はその最たる人物たちだった。
本来なら4人は恋敵なはずだが、セーラー戦士として地球を敵から守る仲間でもある。
今はお互いに共同戦線を張り、大切なプリンセスを守る戦士として日々を過ごす。
.