05/30の日記

00:31
State of Love F
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「落ち着いた?」


「…ありがとう」


ナミは従業員用の休憩所に案内された。差し出されたハーブティーを一口すする。
あの乱闘の中、他の客たちは逃げるように出て行った。
普通ならば警察沙汰だろう。詳しくは判らないが、オーナーと呼ばれる人が話をつけてくれたらしい。


「悪ぃ、連れの男…」


その事で跋が悪かった為ではないが、真正面から向き合えず、サンジは斜め横にパイプ椅子に腰掛けた。黒いフォーマルドレスを纏っている彼女の、大きく開いた胸の谷間に目のやり場がなかった為だ。


「別に。助けて貰って助かったし。」


「でも彼氏だろ?」


「違うわよ。付きまとわれて困ってたの」


「そ、そうなの」


足を組み直すと、衣擦れの音がやけに大きく響く。冷静なサンジならば、付きまとわれている男と食事など行くか?などと疑問に思っただろう。だが、横目で彼女の足をチラ見していた為、半分返事で答えていた。
 
 

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